なぜ就業規則が必要か
ひと言であらわすと就業規則は、給与や労働時間などの労働条件に関すること、職場内の規律などについて定められたルールブックとなります。
経営者にとって
労基法上で決められているからということはさておき、企業には年齢や性別、採用経路など様々な社員が働いています。
これらの共通点のない社員同士が集まり組織として機能するためには、労働条件を公平かつ統一的に設定し、共通の職場のルールとして定める必要があります。
就業規則は立場の異なる社員をまとめるツール、または職場の秩序を確立するツールとして活用することにより、効率的な事業経営につなげることとなるでしょう。
さらには、会社が社員にして欲しいこと、して欲しくないことなどを明らかにすることになるため「言った」「言わない」などの曖昧さを減らし無用なトラブルを防ぐことにもつながります。
社員にとって
社員にとってみると経営者にとってのメリットの裏返しともいえますが、就業規則を定めることは、同じ職場で働く従業員全員に適用される労働条件や服務規律など職場のルールを明確に確認できることつながります。
働く条件や守るべき職場のルールがはっきりするため安心して働くことができるようになります。
さらに会社オリジナルの制度を導入することによって、会社との一体感や会社に対する信頼感が生まれ働くことに対するモチベーションの向上につながるでしょう。