会社で仕事をしていると、ふとお腹が減ってくる時があります。そんな時に「オフィスグリコ」のようなちょっとしたお菓子などがあると、わざわざ外に出なくてもリフレッシュできて便利です。
株式会社おかんHPより
1個100円と手軽なため「オフィスグリコ」を始めてから、お菓子をよく食べるようになったという方もいることでしょう。今日は残業確実だからちょっと小腹を満たしてから頑張ろうということもあるし。
でも、遅くまで仕事をするのであればお菓子よりも食事をしたいというニーズもあるかも知れません。
そんな時に便利なサービスがあるようです。その名も「オフィスおかん」という法人向け社食サービスです。オフィスに冷蔵庫があり、その中にはかぼちゃ煮、切り干し大根、厚揚げ、玄米ごはんなどのお惣菜が入っています。
社員はいつでも食べたいときに、冷蔵庫の脇にある代金箱にお金を入れて、好きなもの選ぶ。封をあけて容器に移し、レンジで温めればすぐに食べられる。メニューはほとんどが100円か200円。(まるで実家?社員を支える「オフィスおかん」<AERA>
仕事が終わって家に帰って食事を取るとなると、時間がさらに遅くなったり、そもそも帰ってから食事を作ることさえ手間になる場合も多いですよね。だからといって外食や弁当となると、揚げ物なども多かったりしてバランスよく食事をとることも難しいものがあります。
特に独身だったりすると作っても残ったり、終業時間が不規則だったりしたりと、毎食きちんと作って食事をとること自体のハードルが高くなります。そんな社員のニーズを満たすサービスと言えるでしょう。特に若い社員や独身者が多いような職場であれば、このようなサービスは喜ばれるでしょう。
会社としても本格的な社員食堂を作るとなるとコストもかかるために躊躇することあるかも知れませんが、これなら負担も少なくてすみます。
記事にも「食事に気をつけるようになったら体調が変わった」とあるように、食事をきちんととることは元気に仕事を続けるベースとなります。
以前、商社で早朝から仕事を始めることで業務の効率化につなげるというエントリーを取り上げましたが、こちらでも簡単な朝食を提供していました。
政府は、働いた時間ではなく成果で評価される仕組み作りを進めるなか、高度プロフェッショナル制度の創設という流れに向かっています。一方で、フレックスタイム制度や裁量労働制の見直すなど、従来からある一定の始業、終業時間にとらわれない働き方も検討されています。
さらには今後、介護や育児などそれぞれの事情を抱えた社員の増加が予想されています。限られた労働力となると、社員の事情に配慮が必要となっていきます。
労働契約法では、会社は労働者に対する安全配慮義務を求めています。画一的な始業、終業時間にとらわれない働き方の増加は、会社に対する安全配慮義務の増加につながっていきます。
会社が労働者に対する労働時間の多様化に合わせて、様々な働き方を提供できるようになるとともに、食生活管理をしていくことが、結果として社員の健康管理につながり、最終的には会社のためになるという点に注目するべきでしょう。
それにしても面白いサービスを考えるものだなぁ。