子どもの頃は健康診断を受けるのが楽しみでした。まぁ身長や体重など簡単な検査しか受けていませんでしたが。
ですが年とともに最近では、脂肪だの肝機能だの数値が悪くなるだけなので、健康診断を受けるのが億劫になってきています。
ところで、新しい期に入りこの時期に健康診断を実施している会社も多い頃ではないでしょうか。
そもそも個人の健康診断をなんで会社で行うのか、いちいち社員の健康を会社が心配する必要があるのかという声も聞こえてきそうです。
そんな健康診断を会社がおこなう理由として、企業には従業員が健康で安全に働くことができるよう配慮する義務が法律で定められているからです。
そのため会社は、原則として採用時と年一回の健康診断を行わなければなりません。健康診断で受診しなければならい項目についても決められています。
このように法律で定められていますから報告する義務もありますし、健康診断を行なっていないようであれば、労働基準監督署による是正勧告や指導の対象となります。
もっとも社員の側からすると、仕事もあるのに健康診断を受けるのが面倒だからとサボりがちなケースもあるでしょう。
それでも会社には先の通り健康診断を受診させることが義務となっていますから、受診させなければなりません。
そこで、なかなか健康診断を受けない社員には減給の対象となる、など厳しく対応する企業もあるようです。
残業や飲み会など体に負担をかけていることもありますし、年を取ってくるとこれまでの無精から病気にかかりやすくなってきます。体調が悪いのに無理をしていて、病気で働けなくなれば給料も出なくなり、よいことはひとつもありません。
改めて時間を割いてというのは面倒かも知れませんが、元気に仕事を続けるためにも定期的に体をチェックする健康診断を受けることは重要です。
企業にとっても病気で社員が働けなくなると、休職など新たな問題となる可能性があります。
そもそも法律で決まっているからとか関係なく、社員には元気に働いてもらうことが本人にとっても会社にとってもなによりなことです。