いよいよ4月に入り昨日は多くの会社で入社式が行われました。今日のニュースではそれぞれの社長が新入社員に向けた期待の言葉がでていました。
新入社員には期待がかかるものですが、新入社員にとっても初めての会社で緊張感もあるためトップからの言葉を真剣に聞いていることでしょう。社長からの言葉は、重みもあり直接声を掛けられれば嬉しいものだと思います。
社員あてに社長からメールが届く
社員の数が少なく、毎日のように社長と顔を合わせることができるような会社であればいいのですが、ある程度社員の数が増えてくると直接コミュニケーションをとることも難しくなります。
消臭芳香剤の消臭元などで有名な小林製薬では、社長から社員宛てに直接メールが届く仕組みがあるようです。
ある日突然社長からメールが届くのですが、その内容は、上司から入手した詳細な情報をもとに具体的にその社員の業績をたたえる「ホメホメメール」だそうです。
普段社長と直接接する機会のほとんどない社員は「社長が自分のことを見ていてくれて、しかもほめてくれた」と感激するそうです。
このメールには社長に情報を提供するために、上司が部下の業務に細かく気を配るという管理職のマネジメント能力向上のためにも役立っているといいます。
同社には他にも「青い鳥カード」という評価制度があるそうですが、こちらは社員が自分の業績や取り組みをほめて欲しいと立候補する制度のようです。
どちらも背景には、ほめるという行為により社員を常に見守っているというメッセージを送ることによって、社員のモチベーションを引き出すことが狙いのようです。
新入社員の退職理由のひとつに「皆忙しそうで相手にしてもらえない」というのがあるそうです。入社して周囲が忙しそうにしていると、なかなか自分から声をかけにくいということもあるのでしょう。
もちろん本当に忙しいのでしょうが、せっかく採用した戦力ですから簡単に辞められてはもったいありません。少なくとも常に見守っているというメッセージを発信することが大切なようです。