電車の中で携帯電話で話をしている人や、化粧をしている人、歩きタバコをしている人などを見ると不愉快に感じる方は多いのではないかと思います。
それではどうしてこれらの行為を見ると不愉快に感じるのでしょうか。
難しいことは分かりませんが、おそらく生理的に決められたルールを破る行為を見ることが感じさせるのだろうと思います。
私たちは、多くの人々とひとつの空間や時間などを共有しています。
個々の人々が自分勝手に行動をしていては迷惑がかかり、争いが耐えなくなります。そのために最低限の共通ルールとして認識していることがあります。
それらは子どものころから生活していく中で、社会の中のひとりとしてトラブルを避けながら生活するためのルールとして学んできました。
会社の中でもおなじことが言えるでしょう。
会社における共通ルールを就業規則と言います。
法律では常時10人以上の会社は就業規則を定めるとなっていますが、就業規則を作る理由というのはそれだけではないと思います。それは共通ルールを作ることによって他の社員にとって不愉快に感じる行為を明確にすることができるようになる点にあると思います。
つまり会社内の共通ルールを作ることによって、ルールを守らないことが周囲から見ても不愉快に感じるようになり、社員各自がルールを守るようになる、こんな意味でも就業規則を作るメリットがあるのではないでしょうか。
電車内などで見る家でやろうポスターを見るたびにそんな事を考えてしまいます。