星野リゾートの採用サイトが話題になっているようです。
採用ページに入る際に、まず採用するための前提条件として喫煙をするかどうか問われます。
そして星野社長のメッセージとして「喫煙者は採用しない」と宣言されています。
理由としては、喫煙による作業効率の低下、職場内での分煙環境の効率化、喫煙者と非喫煙者との不公平など3つの要素において企業の競争力を弱めることにつながるからだそうです。
確かにタバコを吸う社員と吸わない社員間による喫煙時間の取り扱いについては、吸わない社員からすれば不公平感が強いでしょう。また喫煙ルームを作るとしても企業に負担があります。
私もタバコは吸わないため、個人的には好感が持てます。ホテルに行って従業員の方がタバコ臭かったら嫌ですしね。
企業は様々な考え方の社員が集まって働いています。そのため経営者の考え方に理解を示している社員がより多い方が、労務トラブルの起こる可能性も少なくなるでしょう。
このようにあらかじめ採用基準を示し、このような経営者の考え方に理解を示せないようであれば、入社しなければ済むわけです。
最初から経営者の考え方に共感できる人材だけを採用することは、考え方の不一致による労務トラブルの予防につながるだけでなく採用の効率化にもつながります。おまけにユニークな企業姿勢としてPRをすることもできるでしょう。
こだわりを持った採用基準、とても面白いと思います。