先日ツイッターで面白いツイートがありました。
インドネシア人看護士「日本人は時間を守りません。遅刻に対しては大変厳しいのに、仕事の終了の時間は守ったことがありません」というインタビューに答えた内容のようです。
これを読んだ時に目からうろこが3枚くらい落ちた気がしました。
確かにその通り!
会社には当然のように就業時間が決まっていますが、このうち意識するのは、ほぼ始業時間だけだと思います。
朝起きてパンを咥えたまま家を飛び出るという、よくテレビなどでもみるあの光景です。まぁ中には、始業時間もうるさくない会社もあるようですが、通常は遅刻しないように会社に向かいます。
そして会社からも始業時間が始まるまでだとか、始業時間の5分前までに仕事ができるように整えておくのが当然のように言われています。
それはもちろん、会社のルールですから始業時間から業務が始められるように会社に行くのは当然かも知れません。それでは終業時間についてはどうでしょうか。
その多くは、終業時間が決められているのにもかかわらず、その時間を超えても当然のように仕事を続けています。
確かに自分も会社勤めの時には、朝は遅刻をしないように会社に行っていましたが、終わりの時間については、終業時間ちょうどに終わることは殆どありませんでした。
そして当然のように、仕事が一区切りつくまで続けていたように思います。もちろんその時間の残業代が出るかどうかにもかかわらずでした。
まぁ周りも同じように仕事を続けていたので、それが当たり前の光景だったと思い込んでいました。外国人から見るとこの光景に疑問を持つのかと逆に思ってしまいました。
社労士として労働時間や、残業代などの話をしていると労働時間について多少は意識をすることが多くなりましたが、そもそも労働時基準法においては、残業をすることは労働基準法違反に当たるわけです。(36協定があれば許されるなどの話は別の問題です)
つまり法律的には、残業することを前提として仕事をしていることが当たり前の状態だ、という考え方こそが問題でしょう。
法定労働時間や所定労働時間として決められた時間があるわけですから、仕事をその時点で終わらせるためにはどうしたら良いかを考えることこそが、そもそも大切なのではないかと改めて考える次第です。